10月23日の林修の今でしょ講座では緑茶、麦茶、玄米茶などの健康効果について紹介していました。血管&腸&睡眠・・・老けない秘訣はお茶だった!
健康長寿がよくとるお茶とは?まずは緑茶の効果からお伝えします。
血管の詰まりに良い作用が期待できるお茶は?
A.緑茶です。緑茶に含まれるカテキンは4種類あります
- エピカテキン
- エピカテキンガレート
- エピガロカテキン
- エピガロカテキンガレート
その中で血管の詰まりに良い作用が期待できるカテキンはエピガロカテキンガレートです。
エピガロカテキンガレートには血管の悪玉コレステロールを減らす作用があります。
食事でとったコレステロールは腸で吸収して血管に送られます。
食べ過ぎると腸がコレステロールを大量に吸収し、血管にたまり一部が悪玉コレステロールになってしまいます。
エピガロカテキンガレートは小腸から吸収されるコレステロールを減らし、さらに体外へ排出するのを促してくれます。
緑茶は発酵させないのでエピガロカテキンガレートが多く残ります。
1.エピガロカテキンガレートが多く出る緑茶の淹れ方は?
血管に良い成分であるエピガロカテキンガレートが多く出る緑茶の淹れ方のポイントはお湯の温度です。
カテキンが一番出やすい温度は70~80度です。つまりお湯を少し冷ましてからお茶を入れます。
1.湯呑にお湯を注いでから急須にいれること。
2.急須を揺らしてお湯を注ぐこと。
2.緑茶を1日何杯飲めば脳梗塞のリスクが下がるのか?
40~79歳の男女40500人を対象に緑茶を飲む頻度と脳梗塞の関係を調査しました。
1日1杯飲んだ人と5杯飲んだ人で比較したところ、5杯飲んだ人の方が、男性42%、女性62%が脳梗塞のリスクが下がったそうです。
緑茶は1日5杯以上が理想です。
3.緑茶を飲むタイミングがとっても大事!
小腸から吸収されるタイミングを見計らって飲むのが大事です。
食事で採ったコレステロールは約3時間で小腸に到達します。
つまり油の吸収をブロックするには食後3時間に緑茶を飲むのが理想です。
4.お茶がらを食べる
お茶を抽出した後の茶がらには60%のカテキンが残ります。そのまま捨ててしまってはもったいないので、茶がらを工夫して料理に用いましょう。
茶がらのアレンジレシピ
・お茶がらにポン酢と鰹節をかけて食べる。
・玉ねぎやニンジンのかき揚げに混ぜて天ぷらにする
・チャーハンに具材として茶がらを炒めて用いる。
(茶がらの香りがうまくミックスしておいしい)
・お茶がらスムージー
お茶のティーバックは葉を細かくすり潰しているのでエピガロカテキンガレートが抽出されやすいそうです。また、お寿司屋さんの粉茶はお茶の成分全部が採れ、殺菌効果も期待できるそうです。
緑茶の別の効果
緑茶にはテアニンという成分があり、リラックス効果が期待できます。
5.緑茶がある食べ物の良いところを抑えてしまう
血管に良い緑茶ですが、緑茶と相性の悪い食材があります。
お茶に含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害してしまいます。
それゆえ、鉄分が多く含まれるレバーなどとは一緒に取らない方がいいです。せっかくのレバーの鉄分の吸収が阻害されてしまいます。
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