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突発性難聴かどうかは見極めが大切!症状や治療履歴とステロイドについて

聴力検査健康情報

突発性難聴になっちゃた!そんな時はすぐに耳鼻科を受診が鉄則ですよね。
問題なのは今の症状が果たして突発性難聴なのかどうか?ということです。
私が経験した症状や治療履歴を参考にしていただけたなら、幸いです。

突発性難聴とは

突発性難聴とは片側の耳の聞こえ方が急におかしくなる病気です。

単に聞こえが悪くなるだけでなく、耳鳴り耳閉感があったり、ふだんと違う聞こえ方をしたりすることも含みます。

原因はまだ完全に解明されてはいませんが、毎年3万~4万人の患者さんが発症するといわれており、こんな説があります。

・耳に続く血管が血流障害を起こすとの説

・音を感じる神経にウイルスが感染するとの説

・免疫異常の混在により聞こえ(の振動)を感知する感覚細胞に障害が生じて起こるとの説

病名に「難聴」という言葉があるため、ほとんど聞こえないくらい聴力が低下すると思っている人が多いのですが、難聴は軽度で、それ以外の耳の症状を強く感じる人もいます。
また、めまいを伴うことも少なくありません。

 

突発性難聴なのかも?

私が突発性難聴になっちゃったのかも?と思った経緯をお伝えします。

 

 カーステレオの音が小さく聞こえる

まず、通勤の車内で聞こえるラジオの音がいつもよりも小さく聞こえたこと。

音量はいつもと変わらなかった。どちらの耳の聞こえが悪いのか?片方ずつ確かめてみると、左耳の方が小さく聞こえた。

ちょっと小さく聞こえるくらい、支障ないから、まあ、いいや!とその時は思いました。

 

 電話の受話器の最初の音が変

会社で電話をかけようと子機をとると、最初に聞こえる「プー」の音が変だった。

なにやら鈍く低い音に聞こえる。

前から調子悪かった子機、ついに壊れちゃった?

と思いながらも、反対側の耳で音を確認すると、普通に「プー」と聞こえる。

アリャ?壊れたのは私の左耳だった

 

耳鼻科を受診

もしも突発性難聴であるなら、速やかな受診が必要とネットにあったので、会社の帰りに耳鼻科を受診しました。

 

 聴力検査

まず耳の聞こえを検査をしました。

検査対象と反対側の耳には雑音が流されていて、非常に聞きづらい状況で検査します。
左耳検査時、右耳は正常なので、聞こえる雑音も半端なく大きく聞こえ、なおさら音が拾いにくいです。右耳検査時は先ほど聞こえていた雑音と同じ大きさとは思えないくらいの音量に聞こえました。

それだけ、左耳の聞こえが悪くなっていたんですね。

さらに骨伝導の方法でも聴力検査をしました。

 

検査結果聞こえにくかった左耳は低音がかなり拾えていないとのことでした。

ただ、加齢とともにそのような状態にはなっていくことが多いともいわれましたが、今回は突然のことなので病的な難聴だと思われます。

 

 ティンパノメトリー

イヤホンのような機械を耳に入れ、鼓膜に圧をかけて鼓膜の動き、中耳の換気機能などを診る検査です。

ティンパノメトリーの検査結果
引用:https://umeoka-ear.com/
こちらがティンパノメトリーの結果グラフです。
下の気圧の目盛の0を頂点に山型ができるのが正常な鼓膜の状態です。(図の黒線)
鼓室に貯留液がたまると鼓膜の動きが悪くなり、この山型になりません。
鼓膜の働きが悪くなるほどフラットな線になります。(図の赤線)
浸出液が貯留していなくても軽度の滲出性中耳炎などの場合には山が中央の0からずれる状態になります。(図の青線)

検査結果ティンパノメトリー検査の結果は正常でした。

診断結果

診断結果はやはり突発性難聴とのことでした。

ただ、眩暈や吐き気などの症状を伴う場合、メニエル病を疑わなければならないので、処方された薬を2~3日飲んで改善が見られないようなら、すぐに受診するように言われました。

処方された薬プレドニゾロン錠「タケダ」5mg

<効果効能>

アレルギーを制約する作用があります。

炎症をしずめる作用があります。

ステロイド剤です。

<注意事項・副作用など>

・服用中、腹痛、吐き気、腹部不快感、吐血、便に血が混じる、黒い便が出るなどの症状が現れたときは、すぐに医師にお知らせください。

・服用中、胸痛、胸部圧迫感、呼吸困難、冷や汗、吐き気などの症状が現れたときは、すぐに医師にお知らせください。

・服用中、発熱、咳、痰、のどが痛いなどの症状が現れたときは、すぐに医師にお知らせください。

・この薬の服用期間中に予防接種を受ける際には、必ず医師にお知らせください。

 

突発性難聴の治療は炎症や免疫を抑える作用のあるステロイド治療が広く行われています。

難聴も合併する免疫関係の全身の病気(自己免疫疾患)で治療の一環としてステロイド治療を行なった時に、難聴も同時に改善したことに由来しているそうです。

つまり、プレドニゾロンはステロイド剤であり突発性難聴専用の薬ではないようです。

ステロイド服用中は免疫・抵抗力が低下するので、感染症にかかりやすくなるため気を付けなければならないとありました。

コロナ渦の今、免疫力・抵抗力が低下するのはちょっと困りますよね。

 

プレドニゾロン飲み方

プレドニゾロンは8日分処方されました。

プレドニゾロンはステロイド剤でとても強い薬です。

2日単位で徐々に減っていきます。

飲み方1日2回、1回3錠・・・2日続きます。

1日2回、1回2錠・・・2日続きます。

1日2回、1回1錠・・・2日続きます。

1日1回、1回1錠・・・2日続きます。

 

びっくりしたのは、次の日の朝、血圧が160になってしまったこと。

元々、早朝高血圧と言われニフェジピンという血圧の薬を飲んでいます。冬場はやはり血圧高めなのですが、薬を飲んでいるので130前後。

それが160になってびっくり!

 

 血圧上昇は薬の影響?

薬局でいただいた薬の説明書には血圧上昇とは書いていませんでした。

でも、こんなに血圧が高かったのは初めてなので、きっと薬の影響だと思い調べました。

はい、プレドニゾロンの副作用として血圧の上昇 と記載がありました。

診療時に血圧の薬を服薬していることも告知していたのですが、その辺については何も説明はありませんでした。約1週間という短い期間ですから、突発性難聴の改善を優先したのでしょう。

 

服薬1日2回というのは、朝・昼なのですが、初日は会社の帰りに受診したため、夕食後と就寝前の2回の服薬となり、そのため翌朝の血圧がめっちゃ高かったのかもしれません。

でも、気になって何度か血圧測ってみましたが、150からは下がりませんでした。

 

強い薬が処方されたときは、胃の薬もセットで処方されますよね。

プレドニゾロンは朝・昼しか飲まないのに、夕食後にも飲むように処方されました。それだけ強い薬なのでしょうね。

 

薬を飲んでも効く人と効かない人がいる?

プレドニゾロンというステロイドを用いても効かない人もいると言われました。

効き目が感じられない人・・・1/3

症状は改善するけれど完治はしない・・1/3

完治した・・・・・・・・・・1/3

つまり、完治するのは1/3の人とのこと。

 

治りにくい人の特徴・発症時の症状が重い人

・治療開始までの時間が長かった人

私は正確にはいつから聞こえが悪くなったのかはわかりませんが、発症後24時間以内には気が付き、受診できているので、きっと効果があるだろうと信じています。

耳鼻科ではなく他科を受診し、耳鼻科の診療が遅れると治療のタイミングが遅くなってしまいます。

 

治療開始は1週間以内、長くても2週間以内とのこと、ネットで知りました。

 

症状の経過

初期症状・カーステレオの音が小さく聞こえる。

・電話の受話器の「プー」という音が変な低音に聞こえる

音が小さく聞こえたのは3日目にはほとんど改善していました。

電話の受話器の「プー」も3日目には通常の音に戻りました。

 

その代わり、今まで気に留めていなかった症状が・・・

新たな症状・スーパーのビニール袋のガサガサ音が響く。

・自分の咀嚼音が気になる、頭の中で響く。

頭の中でずっと音が響いているとかいう訳ではないので、気になるかと言えばそうでもないのですが、やっぱり気になる?

 

4日目に再診

 聴力検査

初診時にした聴力検査を再度受けました。

経過は良好? 右耳と同じとは言えませんが、だいぶ改善されていました。

 

 歩行検査

歩行検査手を前に肩の高さにまっすぐ出し、この状態で目をつぶって50歩歩いてください。

よくバラエティなんかでやる、アレです。

大幅に前進しちゃったり、変な方向に行ってしまったりというのがお決まりですが・・・。

三半規管の状態を観るためには有効な検査なんですよね。

歩行検査の結果

やや前進! だけでなく、なんと、角度が右に90度変わっていました。

びっくりするやら、恥ずかしいやら・・・。

眩暈ほどには感じていなくても、やはり不安定な状態になっているのですね。

血圧上昇については、服薬をやめれば元に戻るので心配いりませんとのことでした。

 

服薬は8日でひとまず終了、年末年始でもあり、次回の受診は1週間後。

それまで投薬なし?と、ちょっと不安になりましたが、ネットで調べると、1週間の投薬が基本のようでした。

もちろん正月明けには受診するので、また聴力検査するのかもしれません。

 

まとめ

突発性難聴はめまいを伴わないために日常生活が進まないほどの支障が無く、受診が遅れがちになります。治療開始の時期は早いに越したことはなく、1週間以内とくに48時間以内が望ましいと言われています。

聞こえを感知する感覚細胞は生まれた時から数が決まっていて、一度その機能を失うと再生しないそうです。少しでも早く治療をというのがこの病気の治療の難しいところなんだそうです。

 

 

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