12月11日のテレビ朝日系「林修の今でしょ!講座」で放送された、そばの正しい食べ方と健康効果をご紹介します。
そばは正しい調理の仕方、食べ方をすると血管や筋肉を老けさせない効果がありました。トッピングも参考になります。
血管に良い栄養が多いそばの種類は?
そばにも種類がいくつかあり、大きく分けると白っぽいものと黒っぽいものになりますが、これはそばの実の中だけ使うか皮ごと使うかの違いだそうです。
血管を守る働きをするのは、皮ごと使っている黒いそば。
(二八そばより、そば粉だけでできている十割そばの方がルチンが多い)
黒い皮の中には血管を老けさせないルチンという成分が豊富に含まれています
ルチンは体を傷つける活性酸素を減らす働きをし、また血圧を上げる酵素の発生を抑える作用も期待できるとのこと。
一方、白いそばはでんぷんが豊富なのでエネルギー補給にいいそうです。
たんぱく質を逃さないそばの作り方
そばには肉や魚に負けないくらい良質なたんぱく質が含まれています。筋肉を老けさせないためにはたんぱく質を取ることが大切なのですが、そばには9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、より筋肉になりやすいとのこと。
そんなそばのたんぱく質を逃さない調理法はそばの茹で湯でつゆを作ること。
そばを茹でた時にたんぱく質が湯に溶けだして逃げてしまうので、ゆで汁も活用することが大切なのです。
ただし、生めんの場合は打ち粉がしてあるため、ゆで汁がドロっとしてしまいます。気になる場合はそば湯として最後に飲むのがいいでしょう。
余ったゆで汁は炊き込みご飯、味噌汁などに活用すると良いそうです。
おすすめのトッピング&薬味
筋肉を増やしたい方におすすめなのが卵を入れた月見そばです。
卵のビタミンDがそばのたんぱく質とセットで筋肉を作る効率がアップするそうです。
また、トッピングではごまや七味唐辛子に含まれるビタミンB6にもたんぱく質の合成を促進する効果があるとのこと。
健康長寿の方々が食べているそばのトッピング
健康長寿の方がよく食べるそばのトッピングは、
1位かき揚げ
2位海老天
3位きつね
4位わかめ・山菜
という順位になりました。
ルチンは油と相性が良く、一緒に摂ると吸収力がアップします。
また玉ねぎにもケルセチンが豊富なので、タマネギが入ったかき揚げは理にかなっています。
また大根おろしもおすすめのトッピングです。
大根に含まれるビタミンCがそばのルチンを活性化させてくれるので、血管をより老けさせない働きをしてくれます。
血糖値の上昇を抑えるそばの食べ方
そばは朝食に食べると良い
そばに含まれるレジスタントスターチ(消化されにくいでんぷん)は、ゆっくりと吸収されるため、朝食に摂ると血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果が期待できます。
そばは消化に悪いというイメージがありますが、実はそれも健康にとってはプラスに働くこともあり、早食いしてもゆっくりと時間をかけて食べたのと同じような効果があるそうです。
血糖値対策には冷たいざるそば
血糖値対策につながるレジスタントスターチは加熱した後に冷ますことで増加します。
つまり、温かいかけそばよりも、冷たいざるそばを食べる方がより血糖値上昇を抑えてくれます。
ただし、お腹を壊しやすい方やインフルエンザ流行の時期に免疫力をアップしたいという場合は、温かいおそばを食べるのがお勧めとのことです。
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