個性派女優の樹木希林さんが9月15日お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
全身癌と言われた樹木希林さんですが、それでも活動的に仕事をこなしてきました。
樹木希林さんが治療を受けていた鹿児島の病院では、どんなガン治療を行っていたのでしょうか?
樹木希林さんの病歴
75歳でお亡くなりになられた樹木希林さんですが、2005年に乳ガンを発症。
全摘出手術を受けられましたが、2013年に全身ガンであることを発表されました。
しかし、その後も元気に芸能活動を続けられていました。
さらに治療は2014年に終わったことを公表されています。
亡くなる2ヶ月前まで仕事をこなされていることに驚きです。
なぜ全身にガンが転移しているにも関わらず、元気に過ごすことができたのでしょうか?
樹木希林さんのガン治療法
何度も再発や転移を繰り返しながら、その都度特殊な放射線治療法でガンを退治しているようです。その特殊な照射船治療法とは、四次元ピンポイント照射療法とのこと。また「体幹部定位放射線治療」とか「高精度四次元放射線治療」とも言われています。
ガンの治療といえばステージにもよりますが、摘出手術や抗がん剤、放射線治療などが一般的かと思われます。しかし、抗がん剤治療を受けると副作用も酷く、日常生活を送ることが難しくなりますよね。
樹木希林さんは、仕事をしながら元気に生活するということを目標に放射線治療を選択されたんですね。
以前の放射線治療は、一定方向から均一な放射線を照射するので、ガン細胞だけをねらうことができず周囲の正常細胞にも照射されてしまいました。
そのため、なるべく正常細胞を傷つけないように、弱い放射線を何回にも分けて照射するため、長い治療期間が必要でした。
しかし、近年では多方向から照射できるようになり、さらにコンピューター制御により放射線の強度を自在に変えることができる技術も開発されたのです。
そのため、正常な細胞と複雑にくっついているガン細胞をピンポイントで照射してやっつけることができるようになりました。
樹木希林さんが治療を受けているクリニックは?
樹木希林さんが2007年からガンの治療に通っていたのは鹿児島のUMSオンコロジークリニックです。ここでは抗がん剤は免疫力を弱めるので、使わないとのこと。
樹木希林さんの主治医は「UMSオンコロジークリニック」の所長・植松稔ドクターです。
植松稔ドクターが行う放射線治療は「自由診療」なので、かなり高額な費用がかかるようです。一般人ではなかなか治療が受けれないとも思われます。
樹木希林さんは定期的にUMSオンコロジークリニックで検診し、再発が発見されるたびに、早めに四次元ピンポイント照射治療を受けてきたといいます。
早期発見のピンポイント治療は効果的ですね。
樹木希林さんが治療しているUMSオンコロジークリニックの治療法は、健康保険のきかない自由診療のため、「治療費は200万~300万円ほどかかる」そうです。
樹木希林 最期は自宅で看取られる
2018年9月15日にお亡くなりになられた樹木希林さん。
最近は病院や施設で最期を迎えられる方が多いですが、樹木希林さんは自宅で家族に看取られて息を引き取ったそうです。これも樹木希林さんの意思だったのだと思われます。
樹木希林さんのこの広告好きだったなあ…。最期まで輝く人生の過ごし方は誰にも負けてない人だと思う。#樹木希林さん #樹木希林#尊敬する人 pic.twitter.com/539IT9oj68
— はんぎょじん (@nomasa15) September 16, 2018
最期まで自分の人生を生き抜いた樹木希林さん。美しい最期だったと思います。





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