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プラセンタの効果と種類、化粧品とサプリはどちらがいいの?

生活・美容・料理

アンチエイジングに効果的であると女性に大人気のプラセンタです。透明感やハリもアップすると言われていますが本当なのでしょうか?

プラセンタは化粧品として肌に塗ったり、サプリメントとして摂取したりと方法も色々あるようです。肌に対してどんな効果が期待できるのか、美容以外にも効果があるのか、プラセンタの効果についてまとめてみました。
 

プラセンタってなに?

プラセンタは、胎児を育てる母親の「胎盤」のこと。動物は出産すると自分の胎盤を食べてしまいますが、胎盤には自然治癒力を回復させる優れた効果があると言われていて、動物たちはそれを本能的に知っているのかもしれません。

その胎盤から抽出したものがプラセンタエキスです。核酸やムコ多糖類、脂肪酸、アミノ酸、成長因子など活性成分を豊富に含んでおり、赤ちゃんのぷるぷる肌は、この活性成分の働きによるもので、細胞を元気にする力に優れています。

プラセンタの効果

プラセンタには20種類ものアミノ酸やビタミン、ミネラルが含まれています。これらが新陳代謝を高め老廃物の排出を促します。

また、エネルギーを生み出す肝臓の機能を高めて、疲れにくい身体へサポートしてくれます。ほかにも、自律神経の乱れを整えて、気分の落ち込みや不眠の対策にも。免疫力を調整してアレルギー症状をケアするなど、さまざまな効果が期待できます。

抗酸化作用でアンチエイジング

活性酸素を除去して細胞を酸化から守り、老化現象を緩やかにします
紫外線を浴びたり、ストレスにさらされると活性酸素が増えて、細胞膜にある脂質が酸化してしまいます。酸化すると細胞を傷つけシミやシワの原因になりますが、プラセンタの抗酸化作用でそれを防ぐことができます。

肌のターンオーバーを促進させる

アミノ酸、ペプチド、DNA(拡散)、ヒアルロン酸(ムコ多糖類)などが含まれているので、肌の新陳代謝を促進する効果があり、肌のターンオーバーも促進できます。

肌の生まれ変わりが促進されるので、シミ、ニキビ跡など、色素沈着タイプの肌トラブルの改善にも有効です。
 

肌の弾力、ハリがアップ

肌の構成成分の再生や水分不足にもアプローチ
肌のハリや弾力の低下は、肌を構成するコラーゲンなどの成分が減ったり、劣化したりすることが大きな要因となります。これらの成分は線維芽細胞が生み出しているのですが、プラセンタは、この細胞を活性化し、肌を構成する成分の再生を促す作用があると言われています。

さらにプラセンタには肌の水分をキープする成分も豊富。水分たっぷりの肌に導くことで小じわにもアプローチします。

プラセンタに含まれる成長因子とは?

EGF(上皮成長因子)、FGF(繊維芽細胞成長因子)などがあり、細胞分裂を活発にするので、細胞レベルで新陳代謝がすすむという素晴らしい物質です。
肌の弾力をアップさせてしわが目立たなくなる効果が期待できます。

美白効果もある

メラニンの生成を抑制し、メラニンの排出を促進
プラセンタは厚生労働省から認可されている美白成分です。シミの原因となるメラニンはメラノサイトでつくられます。紫外線などによって活性酸素が生じると、このメラノサイトを刺激、メラニン色素が過剰につくられてしまいます。

プラセンタはチロシナーゼという酵素の働きを抑制して活性酸素を撃退し、メラニン色素の産生を抑えてシミを作りにくくします
さらに肌の新陳代謝を促すことで、メラニンを含む細胞の排出も期待できます。

塗ると飲むのでは効果は違うの?

サプリなどを飲むことで身体の内側からプラセンタを補うことはとても有効です。内服することで全身に成分を届けることができ、外側からのケアの効率もより高まるからです。

ただし、飲むだけでは肌など局所的な効果は弱くなる可能性も。25歳をピークに肌は衰えていく一方となりますので、両方から摂取することが望ましいです。

プラセンタケアはいつから始める?

透明感やハリ不足を感じたらスタート
20代から肌や細胞の機能は徐々に衰えていきます。透明感のなさやハリ不足は、その機能が衰えている現れでもあるのです。機能回復を目指すなら、悩みが深刻化する前に今すぐケアを始めるといいです。

基本的にはいつケアしてもOKですが、夜なら、肌細胞が修復されるシンデレラタイムに働きます。また、朝のケアで代謝を上げるのも効果的です。
 

プラセンタには種類がある

母親のお腹のなかで胎児を育む「プラセンタ」。本来は、哺乳類の胎盤だけを指しますが、近年は、胎盤と似たような役割や栄養素をもつ素材のことも「プラセンタ」と呼ぶようになりました。その代表例として「植物性プラセンタ」と「海洋性プラセンタ」が挙げられ、これにより哺乳類の胎盤を原料としたプラセンタは「動物性プラセンタ」と区別されるようになりました。

動物性プラセンタ

胎児を育てる哺乳類の胎盤。ヒト由来プラセンタは医療用のみに使用され、サプリメントや化粧品には豚由来プラセンタと馬由来プラセンタが用いられています。

五大栄養素をはじめ、胎児の驚異的な成長を支える成長因子なども豊富です。

マリンプラセンタ

卵から生まれる魚類に“胎盤” は存在しませんが、“卵巣膜” という部位が「マリンプラセンタ」として活用されています。卵巣膜とは、鮭でいう筋子を包んでいる表面の薄皮の部分。卵を育てるために必要なアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養素を含み、健康維持に役立つ素材として知られています。

しかし、哺乳類の成長因子は含まれていないため、動物性プラセンタの代用品として使うことはできません。

植物性プラセンタ

果実のなかで、種が隠れている”胎座”の部分(カボチャでいえば、種のまわりの繊維質)。

アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、種を発芽させるための栄養素が豊富ですが、哺乳類の成長因子を含まないため、動物性プラセンタのようなサポート力は期待できません。

動物性プラセンタの種類

現在、サプリメントや化粧品の原料として用いられているのは、豚由来プラセンタと馬由来プラセンタがほとんどです。
それぞれにこの2 種類は栄養成分やバランスに特色があり、使用感や価格などが異なります。

豚由来のプラセンタ

サプリメントや化粧品として最も多く使われているプラセンタ。
豚は分子構造が人間に近いため、プラセンタの栄養素をスムーズに補えるといわれています。

馬由来のプラセンタ

サラブレッド等の胎盤から抽出されるプラセンタエキス。
豚の1.2 ~ 1.5 倍のアミノ酸を含みますが、希少性が高いため、比較的高価なことがデメリットです。

羊由来のプラセンタ

羊の胎盤から抽出されるプラセンタ。
欧米では広く使われる原料ですが、日本では羊特有の伝染病のため、現在、使用が規制されています。

プラセンタサプリの選び方

安全性

プラセンタサプリを選ぶポイントで第一に考えたいのは「安全性」です。現在、プラセンタサプリの原料は豚と馬の胎盤がほとんどですが、母体となる動物がどのような環境で、どのように育てられたかが品質の鍵となります。
認証マークやトレーサビリティー(生産地証明制度)などをチェックして、安全で高品質なものを選びましょう。

含有量

選ぶポイントの2 つ目は、プラセンタエキスの含有量です。特に「原材料換算量」や「プラセンタエキス純末」に注目して選びましょう。というのは、抽出方法でプラセンタエキス原液の濃度は変わるもの。たとえ同じ配合量でも濃度が違えば、純粋なプラセンタの成分量は変わってしまいます。そのため、「原材料換算量」や「プラセンタエキス純末」で比較する必要があります。

飲みやすさ

飲み続ける上で気になるのが、飲みやすさです。プラセンタには特有の臭いがあるので、香りを抑えたタイプを選ぶと良いでしょう。一般的にハードカプセルよりソフトカプセルの方が臭いを感じにくく、飲みやすいといわれています。

栄養素の相乗効果を狙う

美容にうれしい栄養素をさらに補いたいなら、プラセンタとともにビタミンE(抗酸化)やアスタキサンチン、セラミド、レスベラトロールなどが複合配合されたサプリを選ぶこともおすすめです。



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