+1866から始まる電話がかかってきたけど「+」が付いているのは国際電話ですよね。
もちろん出ないし折り返しもしない。でも、なんでかかってきたの?何のために?
国際電話詐欺の仕組みを調べてみました。
国際電話
実際にかかってきたのはこちら!
+1(866)815-9214
スマホに履歴があったけど、通常は「-」(ハイフン)は入らない。
さらに前に「+」が付いているので、国際電話なのがわかる。
最初は間違い電話かな?と思った。
ところが調べてみると、これは詐欺電話のもよう!
+1(866)815-9214 を分析
「+」・・・・・国際電話
最初の「1」・・アメリカを指す
(866)・・・・フリーダイヤル
つまりアメリカからの国際電話でフリーダイヤルなんです。
それも、着信者払い(笑
でも、なんでこんな事をするのだろうか?
各国にはそれぞれ定められた国際電話番号があります。
「+60」・・・マレーシア
「+62」・・・インドネシア
「+63」・・・フィリピン
「+65」・・・シンガポール
「+66」・・・タイ
日本には「+81」が割り当てられています。
国際電話番号を利用したワンコール詐欺とは?
アメリカの通話料無料のフリーダイヤルのことを「トールフリー」といいます。
通話料無料のはずなのに、アメリカでは、携帯電話からトールフリー番号に電話をした場合、通話料金がかかります。つまり着信者払いなんです。
国際電話なので日本国内の通話に比べると、かなり高額になります。
と言っても、仮に30秒かけても180円くらいです。
会話が長引くこともないし、大抵は30秒を待たず、すぐに切ってしまうはず。
では、国際電話番号を利用したワンコール詐欺はなぜ行われるのでしょうか?
塵も積もれば山となる
この詐欺は「塵も積もれば山となる」という発想で行われているそうです。
国際電話を日本からかけた場合の、電話料金の流れを簡単に説明しますね。
発信者→→→日本の携帯電話事業者に料金を支払います。
日本の携帯電話事業者→→着信先(外国)の携帯電話会社に支払われます。
着信先(外国)携帯電話事業者→→詐欺グループにキックバックが支払われる。
1件につき10円しか受け取れなかったとしても、延々とワンコールを続けて1パーセントの人でも折り返してくれれば、そこそこ利益を上げられます。
犯人側はワンコールだけなので通話料はかかりません。
着信があってはじめてキックバックを受け取れる仕組み
ワンコール詐欺対策
海外からの着信があっても、折り返したりは絶対にしない。
間違えて触って、折り返したりしないように、ソッコー削除しちゃいましょう。
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