4月25日、あさイチ今回のテーマは「気になる体臭」。さまざまな体臭の原因や「口臭」「足のにおい」など手軽にできる対策が紹介されました。
最新の研究で見つかった「汗臭」「加齢臭」につづく「第3の体臭」が「ミドル脂臭」とは?
ミドル脂臭
最新の研究で見つかった「汗臭」「加齢臭」につづく「第3の体臭」が「ミドル脂臭」とは、
後頭部から発生しやすく、30~40代でとりわけ強くなるそうです。NHKネットクラブアンケートの6割以上の人が悩む「枕カバーのニオイ」の原因は「ミドル脂臭」かもしれません。
今回番組は、臭いが染みついた枕を持ち込み検査してもらいました。
その結果枕には「ジアセチル」という物質を含んだ臭いが付いていました。ジアセチルとは、汗に含まれる乳酸が、皮膚に付いている常在菌に分解されることで作られる臭い物質です。
ミドル脂臭(ジアセチル)は、首筋や頭部から発生していることがわかりました。
ミドル脂臭を抑えるには?
対策は皮脂をとりのぞくことですが、ニオイを抑えようと、ボディーブラシなどでゴシゴシこするのは実は逆効果とのこと。かえって皮脂の分泌が活発になり、よけいにミドル脂臭が強くなってしまいます。せっけんを泡立ててやさしく手で洗うのがお勧めだそうです。
ジアセチルを減らすにはクエン酸が有効
人間の皮脂は弱酸性であれば雑菌は繁殖しないそうなので、食用の「クエン酸」を浴槽にスプーン2杯程度入れることも有効だそうです。
クエン酸を多く含む食べ物がいい
クエン酸が多く含まれる食べ物を食べることも効果があるそうです。
クエン酸が多く含まれる代表的な食べ物は…梅干し、酢の物、柑橘類、いちご・・・などなど酸っぱい食べ物が良いとのこと…ミドル脂臭にも加齢臭にもどちらにも効果があるそうです。
口臭について
「口臭」。最新の研究では歯垢(プラーク)と舌の汚れ(舌苔)が二大原因で、この2つを正しくケアすれば、ほとんどの口臭は防げることが分かりました。
舌の汚れ対策として
舌苔を落とす場合は、歯ブラシを使ってはいけません。舌の表面が荒れ、傷ついて細菌の温床となってしまうため、口臭はよりきつくなります。
そこでオススメなのが「ぬれたガーゼ」を使った舌磨きです。
ガーゼを少しぬらして指に巻き付け、前後左右に丁寧に拭き取ります。
朝1回ガーゼでケアしておけば1日持つとのこと。また、舌専用のケアブラシも「ガーゼ」の素材に近い柔らかい物がオススメだといいます。
歯垢対策として
歯垢対策としては話題の「毒出しうがい」を紹介しました。口の中で圧力を高めてしっかりうがいをして汚れを落とす方法です。やり方は、歯に水を強くあてることを意識して、ぐちゅぐちゅと大きな音を出しながら、上下左右に10回ずつゆすぐだけです。音がしっかり出る方が効果が高いとのことです。
お酒やニンニクなど食後の口臭はどうする?
いっぽうお酒やニンニクなど、食後の口臭はどうすればいいのか。
実は、口臭以上に皮膚から発生する「皮膚ガス」が原因だと分かりました。「お酒」や「にんにく」のニオイは口臭よりも皮膚ガスのほうが長く続くほか、「カレーと牛乳」「お酒のあとのコーヒー」など、皮膚ガスを増やし、においを強くしてしまう恐怖の食べ合わせがあります。
気になる足のにおい対策
「足のニオイ」の主な原因は、「イソ吉草酸アルデヒド」だと判明。イソ吉草酸アルデヒドは、足の皮膚の汗、アミノ酸、常在菌によって作られます。足のニオイの強さを判定する犬型ロボットも登場しています。
対策としては、入浴時の角層ケアが有効だそうです。でも、細菌のエサとなる角質を貯めないことが大事なのですが、角質を削り取りすぎると逆に確執が分厚くなるので注意が必要です。
また、足の細菌は高温多湿が好きなので、靴のムレは細菌の温床となってしまいます。そこで靴の湿気をとるのに効果的なのが、使用済みの捨てカイロや乾燥剤を用いて湿気を取ることです。お菓子などに入っている乾燥剤、捨てずに利用しましょう。
ムレ対策としては同じ靴を毎日履かないことも大事です。最低でも2足を交互にはきましょう。
汗腺トレーニング
ニオイが強くなりやすい春の汗対策として、においの少ない汗をかくたの汗腺トレーニングが紹介されました。
1、浴槽に43℃ぐらいのお湯をはる。(ひざ下が浸かる程度の量でOK)
2、浴槽に椅子を入れて座り、ひざ下とひじ下をつけて10分ほど温まる。
3、ぬるめのお湯を足し、37℃にして10~15分ほど入浴する。
4、お風呂から上がったら汗を自然に乾燥させる。
これを2週間続けることで汗腺が活発化し、悪い汗が出にくくなるそうです。
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