4月28日、林修の今でしょ講座では免疫力を上げる発酵食品としてヨーグルトとキムチの良いところを学ぶSP。こちらではヨーグルトについてお伝えします。
乳酸菌はたくさん種類があります。症状別に効果的な乳酸菌名をご紹介します。また食前と食後では効果が違うので、期待する症状の乳酸菌や食べるタイミングもお知らせします。
乳酸菌とは?
乳酸菌とは、腸に存在する善玉菌の一種です。ひとことで乳酸菌といっても種類がたくさんあり、その健康効果も様々です。
ヨーグルトの主な栄養素は「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」と「カルシウム」「ビタミンB2」で、カロリーに対しこれらの栄養素が豊富に含まれているので、ヨーグルトが健康食品だといわれるゆえんです。
ヨーグルトの違いは乳酸菌の種類の違いですが、どれにも整腸作用はあります。
乳酸菌は善玉菌が増える環境を作ってくれる
乳酸菌で腸が元気になり免疫力がアップする
ヨーグルトの症状別食べ分け術
ウイルス撃退
乳酸菌名はプラズマ乳酸菌
プラズマ乳酸菌に期待できること免疫細胞の司令塔である「pDC」を活性化できる
花粉症対策
乳酸菌名はL-92乳酸菌
花粉症対策とういうことは、免疫に働きかけるということになります。
L-92乳酸菌で期待できること免疫細胞(NK細胞)の活性化
アトピー性皮膚炎の症状改善
花粉症の症状緩和
内臓脂肪を減らす
乳酸菌名は:ガセリ菌SP株
ガセリ菌は「ラクトバチルス・ガセリ」という乳酸菌の一種です。
ガセリ菌に期待できること腸内で悪玉菌が増えるのを抑え、腸内環境を整える
他の乳酸菌に比べて、腸内で長くとどまることができる
ガセリ菌は人間の腸内に多く存在する善玉菌で、ビフィズス菌と同じように腸内で悪玉菌が増えるのを抑え、腸内環境を整えてくれるんですね。
ピロリ菌除去
乳酸菌名は:ラクトバシラスガセリOLL2716(ガセリ菌LG21)
しかしガセリ菌LG21に直接的なピロリ菌除去効果があるわけではありません。
ガセリ菌LG21の特徴・胃酸に強い
・胃の粘膜に付着しやすい
・ピロリ菌の増殖を抑える
市販のヨーグルト
乳酸菌って本当に効果があるのかわからない?!
お腹の調子が悪いときにヨーグルトを食べる?
乳酸菌には即効性はありません。毎日続けることで、腸内細菌が増えていき、効果が出てきます。また、腸内に住みつくこともありません。
ヨーグルトを食べるとお通じは良くなる?
ヨーグルトのパワーを知るには排便の状態、様子や回数をみて判断するといいそうです。2週間くらい同じ種類の乳酸菌のヨーグルトを食べて、自分に合うかどうかを見極めます。
あまり良い変化が見られない場合は、別の種類の乳酸菌に変えてみることをおススメします。
ヨーグルトはいつ食べるのが効果的?
ヨーグルトはいつ食べても効果はあります。
しかし、ヨーグルトは夜に食べるのが一番効果的だと言われています。
腸が活発に働き、栄養素の吸収率が上がる腸のゴールデンタイムが22時~翌2時の間にあるためです。さらに、寝る3時間前及び21時までに食べておくのがベストです。
寝る直前に食べると脂肪に変わりやすいので注意しましょう!
ヨーグルト1日に摂取する量は?
腸内環境の改善には、1日200g程度を摂取するのがおすすめです。
Point善玉菌をよく働かせるためには、善玉菌の栄養源になるオリゴ糖も一緒に取ると効果的です。
食前と食後では効果が違う!
食前と食後では効果が違います。
ヨーグルト 食前の効果
ダイエットとカルシウム摂取に効果的!
食前にヨーグルト200gを食べると結構お腹がいっぱいになるので、食べすぎを防ぐことができます。また、血糖値の急上昇も防ぐことができるのでダイエット効果も期待できます。
ヨーグルト 食後の効果
整腸作用◎乳酸菌の働きを期待できる!
食後は、食事により胃の中の胃酸が薄まっているので、乳酸菌が生きたまま腸まで届きやすくなります。
死んだ乳酸菌にも腸内環境を整える役割はありますが、生きたまま届く方がより有効的なので、乳酸菌による整腸作用の効果、つまり便秘解消を目的とするなら食後がおススメです。
整腸作用のためには生きている乳酸菌でないと意味がありませんが、免疫細胞の活性化のためには死んでしまった乳酸菌でも効果はあります。
両方の効果を期待するには食後の方がよさそうです。
乳酸菌効果をアップさせる食べ方
40度のひとはだヨーグルトヨーグルトを電子レンジで30秒温めて食べます。
体を冷やさないことが大事です。
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