多肉植物の育て方のポイントは「土」「水やり」「日光」です。今回は水やりの目安と、夏場の水やりのタイミング、特に梅雨時なんかあげるべきか悩みますよね?雨が続いているときはどうしたらいいのか?お伝えしていきます。
多肉植物の水やり
多肉植物と他の植物の水やりの違い
多肉植物は水分を体の中に蓄えておくことができます。
多くの植物は毎日根っこから水分を吸収して育ちますが、乾燥地帯で育つ多肉植物は雨が降ったタイミングで一気に水を汲み上げて体の中に蓄えておき、次に雨が降るまでの長い時間を体の中に蓄えた水分を少しずつ使いながら成長していきます。
そのため毎日水やりする必要がありません。いえ、毎日水やりしてはいけません!
水のあげすぎに注意!
水分を体の中に蓄えている多肉植物ですから、水をあげすぎると逆に根腐れしたりカビや病気にかかってしまったりしてしまいます。
「鉢の中の土が完全に乾いたら水をあげる」というのが基本だそうですが、表面の土が乾くのはわかっても、鉢の中までなんてわからないですよね!
鉢に割り箸を刺しておいてその湿り具合を観察するという方法もあります。面倒だけど、一度やってみるとどんな具合なのか感覚がつかめるかもしれません。
多肉植物の水やりのタイミング
表面の土が乾いても水は不要
真夏や真冬の休眠期には、葉にぷりっとしたハリがあるならば、表面の土が乾いていたとしても水やりは不要です。
水やりのタイミング
葉っぱにハリがなくなって痩せたかな?と感じるタイミングで水をあげてみましょう!
また、多肉は下葉から水分を使って枯れてきますので、下葉を観察することも大事です。
水やりを控えすぎると、下葉がたくさん枯れてしまうので、一回り小さくなってしまいます。
多肉植物でも、水の好きな種類もありますから、水やり頻度は様子を見て調整する必要があります。
Point水やりのタイミングは、葉っぱにハリがなくなってきたとき。
下葉が枯れてきたとき。
水好きな多肉植物はどうしたらいい?
こんな感じに、葉っぱにシワができてきます。(こちらはシワを発見して水やり直後の写真です)
他の多肉植物はまだ大丈夫でしたが、水の好きな種類は個別に早めに水やりするか、スプレーでの水やり頻度を多くしています。
夏場の水やりはいつする?
水やりの回数は「月に1〜2回」
梅雨時などは湿度が高いため空気中には水分がいっぱいあります。多肉植物はその水だけで生きていくことができます。
葉の状態をよく観察して、春や秋などの成長期の半分くらいの回数を目安にあげましょう。
ちなみに成長期には週1~10日に一度みずやりします。
そろそろ水やりしたいけど、毎日雨だからどうしよう!
水やりして湿ったままでは梅雨時は怖いですよね。
そんな時はしっかり水やりするのではなく、私はひとまずスプレーで凌いでいます。
水やりする時間帯は?
涼しくなった「夕方〜夜にかけて」が多肉植物の夏場の水やりのタイミングです。
日中は、土の温度も上がっていて、このときに水やりをすると水温が上がって、鉢の中が蒸れてしまい根腐れを起こすことも考えられます。
水の量はどのくらいあげるの?
成長期にはたっぷりと、鉢の下から流れ出るくらい水を上げますが、夏場はやや控えめにしておきます。鉢の半分くらいの量が、水やりの目安です。
水をあげたときに「成長」する?
植物に水をあげると、根から一気に水を吸い込み体内に運ばれていきます。そのタイミングで身体を大きくしようするため、水をあげたときに成長が促されます。
多くの多肉植物は夏は休眠期です。休眠期に水をたくさん与えて成長を促されるのは、多肉植物にとっては大きな負担となります。夏は休ませることを念頭に、水やりをしていきましょう!
まとめ
Point水やりのタイミングは、
・葉っぱにハリがなくなってきたとき。
・下葉が枯れてきたとき。
水やりの回数は、月に1~2回
水やりの時間帯は、夕方~夜にかけて
水やりの量は、成長期の半分程度でいい
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