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岡田将生がハムレット主演/故・蜷川に対する想いとは?

エンタメ

岡田将生がシェイクスピアの代表作『ハムレット』で2019年5月に主演を務めます。

『皆既食』で演出を務めていた蜷川幸雄に「君とシェイクスピアをやりたい」と言わしめた岡田に、現在の心境を聞いてみた。

「ハムレット」演出はサイモン・ゴドウィン

岡田将生、サイモン・ゴドウィンのワークショップに参加。

自分の感情を様々な表現方法で表出させたり、身体を使ったコミュニケーションのトレーニングを行いました。

僕にとっては新鮮なことばかりで、ワークショップを通してサイモンさんの想像力の豊かさが伝わり、改めて「この方の演出を受けたい!」と感じました。

岡田将生の蜷川に対する想い

舞台での立ち方や発声の仕方、動き方も分からなかった初舞台の時、そういった部分を一つずつ丁寧に教えてくださったのが蜷川さんでした。

怒られることももちろんありましたが、その中にも優しさがあって・・・。
稽古場で言われた「相手を立たせること」という言葉は、今でも僕の中にあります。

今回のお話をいただいた時には、心の中で蜷川さんに「本当にいいんでしょうか?」と問いかけました。蜷川さんへの想いは消えませんが、今回は自分がサイメモンさんとだからこそ作れるハムレットを演じられたらと思います。
 

岡田将生 「ハムレット」の魅力を語る

台本を読めば読むほど、ハムレットに対する自分の思いが変わり続けていて、今はその変化を楽しんでいます。最初は、ハムレットという役を勝手にすごい人にしてしまっていたんです。

でも狂気めいたキャラクターと言われる彼も、一人の人間であり、弱い部分があったりと現代の我々に通ずるところがあることに気づきました。役自体に魅力を感じているので「ちゃんと人として生きなければ」と考えています。

ハムレットだからこの役作りをしました、ということではなく、自分の心のコントロールや表現の仕方が、そのままハムレットになればいいなと思います。

岡田将生 黒木華と共演

ビジュアル撮影でお会いしたのですが、同い年ということもあり気兼ねなくお話しできました。共演した時から「素敵な女優さんだな」と思っていたので、舞台を通して同じ空間を共有できるのは、すごく嬉しいです。
 

岡田将生の「ハムレット」への意気込み

稽古場を見て、一段と作品へのギアが上がりました。

サイモンさんと色々な可能性の中で自分らしいハムレットを探し、おもしろく楽しい稽古場にしていきたいです。発言し、想像させ、その中でハムレットを見つけていけたらと思います。
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公演情報
Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019
DISCOVER WORLD THEATRE vol.6『ハムレット

【東京公演】2019年5月9日(木)~6月2日(日)  Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】2019年6月7日(金)~6月11日(火) 森ノ宮ピロティホール

【作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】河合祥一郎
【演出】サイモン・ゴドウィン
【美術・衣裳】スートラ・ギルモア

【出演】
岡田将生、黒木華、青柳翔、村上虹郎、竪山隼太、玉置孝匡、冨岡弘、町田マリー
薄平広樹、内田靖子、永島敬三、穴田有里、遠山悠介、渡辺隼斗、秋本奈緒美
福井貴一、山崎一、松雪泰子

(文/エンタステージ編集部)
 

岡田将生のプロフィール

名 前:岡田将生(おかだ まさき)
生年月日:1989年8月15日
出身地:東京都
血液型:AB型
事務所:スターダストプロモーション

2009年に初主演映画「ホノカアボーイ」などで第33回日本アカデミー賞新人俳優賞

主な映画出演作「重力ピエロ」「告白」「悪人」「プリンセストヨトミ」「アントキノイノチ」「宇宙兄弟」「潔く柔く」「想いのこし」「銀魂」「ジョジョの奇妙な冒険」「伊藤くんA to E」「銀魂2」「家族のはなし」「そらのレストラン」など。

NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインなつの兄役を務める。

5月には舞台「ハムレット」、8月には「ブラッケン・ムーア〜荒地の亡霊〜」にて主演を務める。

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