3月19日、「この差って何ですか?」では、春のお彼岸真っ只中の今、正しいお墓参りの作法について特集されました。
浄土宗・光琳寺の井上広法副住職を迎えて楽しく学びます。
お墓参りの行動 ふさわしくないのは?
峰竜太・下嶋兄父子のお墓参りの行動から、ふさわしいものとふさわしくないものを仕分けしました。
①墓石の上から水をかける
②墓石をタワシで磨く
③チューリップをお供えする
④束のお線香を2つに分ける
⑤フタを閉めて食べ物をお供えする
⑥目を閉じてお参りをする
どれもお墓参りでよく見かける行為だが、この中にはご先祖さまの供養にふさわしくないものが含まれているといいます。
お墓参り、厳密にこうする・・・というのではなく、こうあった方がいいと
①墓石の上から水をかける
ふさわしくない
そもそもお墓とは、ご先祖様の体そのものと考えます。
そう考えると、頭の上から水をかけるということになるので、ふさわしくないということになります。
②墓石をタワシで磨く
ふさわしくない
①と同様に、タワシで体をみがくというのはふさわしくありません。
タワシは墓石を支えている土台の部分を磨くために置いてあります。
墓石はタオルで優しく拭いてあげましょう。
③チューリップをお供えする
問題なし
菊などの仏花ではなくチューリップを飾るというのは、全然問題ありません。故人の好きなお花をお供えしてあげましょう。
仏花として売られている花は、その昔、土葬をしていた時に死臭を消すためだとされています。
④束のお線香を2つに分ける
問題なし
なぜ、束のお線香を分けても問題ないのかというと、お線香は束ねてある方が火がつけやすいからという理由なのです。香のあるお線香を用いても問題ありません。
⑤フタを閉めて食べ物をお供えする
ふさわしくない
香食(こうじき)といって、ご先祖様は香を食べると言われています。
蓋をしたままでは香りがわからないのでダメなのです。
もちろん、カラス対策などを考え、お参りをした後は、持ち帰りましょう。
⑥目を閉じてお参りをする
ふさわしくない
作法としては目を閉じるとはされていません。
「目を見て話す」お参りはご先祖様との会話になりますから、目を閉じない方がいいと思われます。
*宗派などにより考え方が異なる場合があるそうです。
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