7月8日、NHKあさイチでは生理特集が放送されました。ピルを使うと生理が楽になる!
ピルのメリットとデメリット、第3の生理用品といわれる月経カップ紹介されました。
ピルとは?
ピルは排卵を止めて妊娠を回避する避妊薬として使われていましたが、現在では月経を軽くする薬として低用量ピルを使う女性も増えています。
これまでの低用量ピルは月に1度の軽い出血がありましたが、現在では120日に1回程度、つまり年に4回の月経で済むようになり、大幅に生理による体の負担を減らすことができるようなりました。
ピルの入手には専門医の受診が必要で、3ヶ月に1度は受診して副作用の確認などがあるそうです。
副作用はあるの?
・飲んだら太る?というのは誤解です。
・妊娠しにくくなるのでは?
殆どの女性は、ピルを飲むのをやめてから早くて1が月、遅くても3ヶ月で排卵が戻るので心配いりません。
・血栓症のリスクは確かにあります。
ただ、1万人に対して3~9人程度の割合で、リスクが高いのは飲み始めてから90日までの間で、飲み続けるほどリスクは下がります。
妊娠中も血栓症になるリスクが高くなると言われているので気にするほどのことではないそうです。
ピルのメリット・デメリット
メリット
・生理が楽になる
・月経前症候群(PMS)が軽くなる
・にきびや吹き出物ができにくくなる
デメリット
・お金がかかる(保険適用1000円~2500)
・飲み始め(最初の3か月くらい)に吐き気や不正出血などのトラブルが起こりうる
・血栓症のリスクがある(40歳以上・喫煙者・肥満などは注意)
ピル以外にも対策方法があった!
IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)
ピルは「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つから作られていますが、このうち「卵胞ホルモン」が血栓症を引き起こしたり、吐き気の原因になると言われています。
近年は「黄体ホルモン」だけを体に取り入れることが出来る器具「IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)」があるとのことで、保険適用にもなるそうなんです。
一度IUSを子宮内に入れると黄体ホルモンが少しずつ出て、子宮内膜が薄くなり、生理の時の出血が減ったり、頻度がまばらになり、1年ほど経つとほとんどの人が出血がなくなります。
産婦人科医によると「女性の子宮から出血することは健康上には意味がない」とのこと。
血がでなくなることで楽になるというメリットのみが残るそうなんです。
費用は1万円、5年間はそのままでOK(*年1回は定期健診が必要)
長期的に見ればピルよりも安く、飲み忘れの心配もありません。
ただ黄体ホルモンだけなので、ピル服用時のようにPMSのイライラなどには効かないそうです。
また、装着することによる違和感はなく、性交にも全く問題はないそうです。
月経カップ
月経カップは医療用のシリコンで作られたもので、第3の生理用品といわれています。
生理中の臭いは経血によるもの。それを膣内に装着したカップで受け止めるので、全然気にならなくなるそうです。
ナプキンのように蒸れたりかぶれたりすることもありません。また繊維で作られたタンポンと比べても、雑菌の繁殖がないので安心です。
装着は慣れるまでは抵抗があるかもしれません。片足をあげた格好で装着するのがやりやすいとか。最初はお風呂場で練習するといいそうです。
また助産師のシオリーヌさんの月経カップ紹介動画もご紹介します。
月経カップの装着方法も開設されていますよ~~!
まとめ
生理の対応商品が多ずいぶんと様化してきましたね。
ピルやIUS、月経カップ、こんな便利なものがあるとは知りませんでした。
ピルは医療機関を受診しないと手に入りませんが、月経カップは通販で手に入るとのこと。
メリット・デメリットを考えて、自分に合う方法をチョイスして、賢く生理と付き合っていきましょう!
また、生理痛がひどい場合は子宮内膜症の可能性もあるとのこと。放置しておくと妊娠しにくくなるそうです。治療としてのピルの利用も含め、専門医を受診することが気軽にできるようになるといいですね。
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