6月4日、テレビ朝日系「林修の今でしょ講座」では、カビがアルツハイマー型認知症の原因の一つであるとのこと。カビが発生しやすい三大条件、カビが発生しやすい浴室の意外な場所、効果的なカビ予防法を紹介します。
カビの毒素が認知症の原因物質を増やす
アミロイドβたんぱくが蓄積すると、脳の神経細胞を破壊します。
脳の中のアミロイドβは40台を過ぎると増えてくるのですが、実はアミロイドβが脳をカビから守ってくれるのです。
体内に住み着いたカビの毒素マイコトキシンが脳を攻撃しようとしますが、脳を守ろうとしてアミロイドβが阻止してくれます。しかし、今度はアミロイドβが脳の神経細胞を破壊します。
カビとアルツハイマー型認知症の新事実
1.カビの毒素が認知症の原因物質を増やす!?
2.危険なカビは浴室&食品に生えやすい
3.軽度認知症患者の自宅に大量のカビが・・・
どんなカビがキケンなの?
黒カビ・・・浴槽、衣服
アオカビ・・食品
普通の細菌は1日で繁殖しますが、カビは3日で胞子を作り出します。
それで、カビは2日以内に対処すれば解決します。
カビの三大危険場所
浴室、台所、寝室です。それぞれ、対策をご紹介します。
浴室対策法
1.風呂上がりに壁をからぶきして水滴を拭きとります。天井も拭き取りましょう。
2.風呂上がりに壁に熱いお湯(45度程度)をかける。
水や25度くらいのお湯をかけると逆効果なので気を付けましょう。
*すでに生えているカビには漂白剤で対処しましょう。
3.シャンプーボトルは底の部分浮かせて置くといい。
4.足拭きマットはこまめに洗濯&乾燥させる。
足拭きマットに潜む危険なカビとは爪白癬だった。
台所の対策法
1.シンク下の棚をこまめに換気する。
シンク下は湿気が多くカビやすいので、しっかり換気しましょう。
2.料理中以外も換気扇を使う。
料理が終わっても1時間くらい、換気扇を回しておくといいそうです。
3.野菜は土を落としてから冷蔵庫に保存する。
野菜室はちょっと温度が高めの設定なので気を付けましょう。
カビを食べるとすぐにお腹を壊すことはありませんが、ガンになる危険性があります。
冷蔵庫のパッキンは外気との境目で温度差が激しいので、こまめにキレイにしましょう。
4.氷は水道水で作る。
水道水には塩素が含まれているので、カビを抑えてくれます。
寝室の対策法
1.フローリングは掃除機をかけたあと2度拭きをしていた。
フローリングはパネルの間などにカビが生えやすいんです。
2.エアコンの設定温度を高めにする。
低い温度だと内部が結露しやすくなります。
エアコンが黴臭く感じる時は、窓を開けて10分程度換気するといいそうです。
3.押し入れにはすのこを敷く。
4.押入れのふすまは両端を少しずつ開ける。
風を通すために2か所開けましょう。
☆新聞紙を丸めて3~4枚分を、ストッキングに入れて布団の間に置いて風通ししましょう。
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