田代まさしは薬物で逮捕をされ現在は薬物依存リハビリ施設「ダルク」で勤務しています。
2019年7月にEテレ「バリバラ」に出演し薬物依存症についての特別授業をすることになりました。「教えて★マーシー先生」とダルクについて調べてみました。
田代まさしテレ「バリバラ」放送日は?
7月4日と11日放送のEテレ「バリバラ」(木曜午後8時~)で、「教えて★マーシー先生」と題し、薬物をやめられずに苦しんだ実体験をもとに、講師として薬物依存症についての特別授業を行うとNHKが発表しました。
教えて★マーシー先生
1限目:2019年7月 4日(木) 夜8時 再放送:2019年7月 7日 (日)0時(土曜深夜)
2限目:2019年7月11日(木)夜8時 再放送:2019年7月14日(日)0時(土曜深夜)
田代まさしNHK「バリバラ」内容
【実体験語る】田代まさし氏、NHK・Eテレで先生にhttps://t.co/GUBdGF3Xwg
7月4・11日放送の『バリバラ』に出演。テーマは「薬物依存症」で、3度逮捕され薬物をやめられず苦しんだ過去を赤裸々に語る。 pic.twitter.com/l7aJjqov5e
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 28, 2019
「バリバラ」1限目概要
松本俊彦精神科医のコメント
刑務所に入ってクスリを絶つ、これで依存症は良くならないのか?という質問に対し
「絶対に使えない場所で時間を置いたからといって依存症は治るものではない。」
刑務所にいると依存症によりボロボロになった体は回復するが、薬物依存症そのものが治るものではないとのこと。
依存症とは「自分がコントロールできない」こと。
薬物を使っていない人が、
「気を引き締めて」「強い意志を持って」とよくいうが、元々無理なことなのだと先生は言う。
田代まさしの思い
「逮捕のたびに覚醒剤辞めようと思った、でも辞められない。」
「使えない」ではなく「使わない」にならなければ意味がない。
捕まるたびに「ファンをがっかりさせた」「家族に心配をかけた」と思い、二度とやってはいけないという、強い意志を持つ。
ところが、目の前にクスリを出されたり、辛いことが起きると・・・
その大切なものよりもクスリの魔力の方が勝ってしまうとのこと。
二度としませんという気持ちの裏に、「俺本当に辞められるのかな?」と思う自分がいた。
「バリバラ」2時限目概要
薬物依存リハビリ施設「ダルク」では本音を話し、仲間たちと自分が依存症になった原因を見つけ出す。ここでは薬物をやりたい自らの弱さなど、何を言っても否定されない。
田代まさし曰く「若い頃シンナーを吸ってたけど時がきたらやめられたので、覚醒剤もやめられると思っていた。」
「でも全然やめられなかった。こんなにやめられない病気にかかるとは思っていなかった。」
かたくなに隠してきたことが言えないで、またたまっていって、悪い方向にいっていたのがミーティングやることで吐き出せるようになった。
同じ問題を抱えている人が話をしていて、それを聞いてヒントを得る。
大きな問題もそれによって解決できる。
非難を受けることのないこの場所が、安心の場になるという。
ダルク(DARC)とは?
ダルク(DARC)を作ったのは近藤恒夫さん。設立して34年になります。
元々は自分が薬物をやめるために作ったという。近藤さんは薬物をやめて39年になるそうです。
やめられないんだったら、どうしたらいいんだろう?と、考えたとき
やめたい仲間を増やしていく!それしかないと思った。
設立当初からのDARCの合言葉は「Jast for Today」
「今日1日だけ薬物を使わないことだけを考えよう」
今を大事に生きることをやっていかないとダメ。
間違いを正す人も必要だけども、特に依存症の場合は、間違いに寄り添っていく人も時には必要だという。
先のことを考えず、今日1日だけクスリなしの人生をやる!「今日1日くらいだったらクスリ使わなくてもやれる」それを毎日繰り返せばいい!
田代まさしの現在は?
田代まさしは2001年から2010年までの間に4度、覚醒剤取締法違反などで逮捕され、14年7月に出所。現在、薬物をやめたい人のサポートとケアを行う民間のリハビリ施設「ダルク」のスタッフとして活動しながら、講演会なども行っている。
田代氏は「正直に今回は自分の思いを話したつもりなので、依存症のことを知らない人とか、いま悩んでいる人とかいろいろな人に届いたらいい」
「これからも一日一日を積み重ねて、依存症から回復している姿を見せていきたいです」などとコメントした。
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