新型コロナウイルス対応でマスク着用は必須ですが、マスクをしていると息苦しく暑くなりますよね。今日5月11日は都心部では30度にもなりました。今度は熱中症が気になります。どのような対策が必要でしょうか?
コロナ対策でマスクをするということ
【気温上昇】5月はマスクでの熱中症にご用心https://t.co/NfwxtdkpBy
マスクを着用すると、皮膚からの放熱を妨げるため、熱中症になりやすいという。また、のどの乾きを感じにくく、水分不足にもなりがちとのこと。 pic.twitter.com/Ogqtzxo4q3
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 9, 2020
気温が高くなるとそれだけで体に熱がこもりやすくなります。そこに、今年はコロナ対策でマスクをする必要性があります。
顔は通常、何も覆うことがなければ、放熱することにより体温の上昇を防ぐことができます。しかしマスクで覆ってしまうと、放熱という機能が失われてしまいます。
この夏はどのように対応したらいいのでしょうか?
・休憩を増やす
・水分補給をする
・涼しい所でマスクを外して体を冷やす
これは通常の熱中症対策と、なんら変わりがありませんね。
日常生活での熱中症予防のポイント
日常生活での熱中症予防のポイント
- こまめに水分補給する
- エアコン・扇風機を上手に使用する
- シャワーやタオルで身体を冷やす
- 部屋の温度を計る
- 暑いときは無理をしない
- 涼しい服装にする。外出時には日傘、帽子を着用する
- 部屋の風通しを良くする
- 緊急時・困った時の連絡先を確認する
- 涼しい場所・施設を利用する
出典:環境省総合環境政策局環境保健部 環境安全課
体を動かさない事と熱中症の関係
外出自粛により、体を動かす機会が減っています。
体を動かさないでいると筋肉量が減ってしまいます。実は筋肉は体を動かすだけでなく、水分を貯める役割も果たしています。
運動不足で筋肉量が減ると、身体の水分量も減ってしまい、脱水状態になりやすくなります。つまり熱中症の危機も高まります。
また、運動しないと汗をかいて体温を下げるなどの「暑熱馴化」をしにくい状態になります。
またマスクを付けるとマスク内の湿度があがるため、喉の渇きを感じにくくなる可能性もあり、こまめな水分補給を忘れがちになります。
脱水症状は免疫力を低下させる
新型コロナウイルス対策には、免疫力アップが叫ばれてきましたが、脱水状態は免疫を低下させてしまいます。
そして熱中症の症状である倦怠感や発熱、頭痛などは、新型コロナの初期症状にもあり、素人には見分けにくいのです。
『かくれ脱水』委員会の指針
1.活動前に適切な水分補給と、必要に応じて水分や塩分の補給ができる準備をする。活動中や終了後にも適宜補給をおこなう。
マスクをしていると喉の渇きに気づきにくくなります。例年以上に、意識して水分補給を。
2.人混みを避けた散歩や室内での軽い運動で、涼しいうちに汗をかく練習をし、暑さにカラダを馴れさせ、体温調整などが機能するようにしておくことも重要です。
3.環境省が毎日発表している、暑さ指数(WBGT)をチェックし、その日の行動指針にする。
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