7月に入ってから、安倍総理をはじめとした様々な政治家のスーツの胸元に、黄色い羽が付いているのを見かけますね。これは何の意味があるのでしょうか?
安倍総理が付けている「黄色い羽」とは?
安倍総理が付けている黄色い羽は「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」
法務省の「社会を明るくする運動」の一環としてつけています。
この運動の趣旨は、「犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、・・・」
つまり、犯罪や非行を防ぎ、また、過去に罪を犯した人たちが社会に復帰するため、地域や家庭で支えていこう!というもの。
そして、7月はこの「社会を明るくする運動」の強化月間なのです。
だから最近、安倍総理をはじめとした、さまざまな政治家の方が、胸元に黄色い羽根を付けているのをよく見かけるようになったんですね。
地域の安全・安心に向けた取組で官民一体となっての事業とのこと。
保護司をはじめ、多くの方々が広く着用しているということです。
毎年、7月1日~31日が強化月間であり、
期間中は講演会やコンサート、作文コンテスト、街頭パレードなど様々なイベントが行われます。
【幸福(しあわせ)の黄色い羽根】7月は #社会を明るくする運動 の強調月間。犯罪のない安全・安心な社会づくりに取り組む決意のしるしとして“幸福の黄色い羽根”を閣僚の皆様に着用いただいています。https://t.co/CyRdySlQBk pic.twitter.com/HodKZSc8zY
— 法務省保護局 (@MOJ_HOGO) 2017年6月30日
その原点は1949年
銀座の商店街の有志によるイベント「銀座フェアー」が開催されました。
民間によるこのイベントが「社会を明るくする運動」の前身だったようです。
黄色い羽のモチーフは?
黄色い羽のモチーフは映画「幸福の黄色いハンカチ」
「山田洋次」監督によるロードムービーです。です。
出所したばかりの中年男が、妻の待つ家に向かいます。
もし、自分を待っていてくれて、迎え入れてくれるなら・・・、
見えるところに黄色いハンカチを結んでおいて欲しいと伝えてありました。
ラストが感動的な、出所した男性をあたたかくむかえる夫婦の愛を描いた物語です。
そこから、着想を得て、長崎地区保護司会が平成 21年に始めたのをきっかけに、
平成 23年からは全国で「社会を明るくする運動」の一環として広がりました。
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