5月23日、テレビ東京系「カンブリア宮殿」ではスーパーのサミットの逆襲が紹介されました。なぜか買い物が楽しくなる、客殺到のスーパーの裏舞台、ワクワク戦略とは?
今年3月末にオープンしたサミットの新店。実は、これまでのスーパーとは全く違う店の作りになっていました。
サミットのワクワク戦略とは?
8割が店内調理
入り口すぐの売り場は300種類が並ぶ総菜コーナー。しかも、その8割は売り場の目の前にあるガラス張りの調理室で作られ、出来たてをそのまま売り場に並べている。
他にないアツアツ総菜を目当てに、いま多くの客がサミットを選んでいるという。
お惣菜で売っているもの、例えばサラダなどの材料は店内で調達しています。
専門店顔負けの鮮魚売り場
魚の下ごしらえや三枚おろしなどサービスで行う。
試食コーナーの「おためし下さい」
好きな食品の試食ができる専用コーナー
客目線の品ぞろえ
お客様の使い勝手がいいように考えている。
キャベツの売り方に着目すると、丸のまま、1/2カットは当たり前、1/4や千切り野菜など、形態が豊富です。
豚肉の売り方も、100g、200gと細かく量り売りしている。
ワクワクするサミットの仕掛け
サミットには、スーパー業界の常識を打ち破る仕掛けが満載となっている。
・ジャンケンで勝った人にステーキのプレゼント
・きのこのもぎ取り
・まぐろの解体ショー
・月に1度の店内見学ツアーを開催して、親密感を持たせる。
スーパーマーケットの未来像とは?
・スーパーを買い物するだけでなく、来たくなる場所にする。
・案内係を置き、会話を楽しんでもらう。
・店内にイートインコーナーを大きめに作る。
・子供の遊び場も作る。
社長の竹野が目指すスーパーマーケットの未来像…それは「買い物をする場」という概念を超えた「地域のコミュニティー」になることだという。
そして、それこそが宅配やネット販売が食品販売に進出する中で、リアル店舗が生き残るための必須条件と考えている。
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