6月3日のNHKあさイチでは「隠れ脂肪肝」を特集。脂肪肝は40代以上の女性に増えてくるとのこと。セルフチェックや10分できる簡単運動や効果的な食材をご紹介します。
隠れ脂肪肝とは?
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまり、フォアグラ状態になること。
不摂生な生活=脂肪肝というイメージですが、実はお酒を飲まない人や、血液検査に異常のない人でも、脂肪肝になっている可能性があるのだそうです。
これを隠れ脂肪肝と言います。
特に40代50代の閉経期を迎えた女性が増えてくるそうです。
女性ホルモンのエストロゲンが減少することで肝臓に脂肪がたまりやすくなり、脂肪肝から肝硬変や肝臓がんに進行しやすくもなります。
さらに近年では、脂肪肝が乳がんや脳卒中などの全身の深刻な病を引き起こすリスクを高めることも判明したそうです。
脂肪肝チェック
自分が脂肪肝であるかを確認できる簡単セルフチェックのやり方です。
以下の項目で当てはまるものをチェックし、( )内の点数を足してみてください。
Q1:夜食を食べる?
A:ほぼ毎日(3) B:ときどき(2) C:食べない(0)
Q2:通勤や買い物などの移動で車を使う?
A:ほとんど(2) B:ときどき(1) C:使わない(0)
Q3:ジュースなどの甘い飲み物を飲む?
A:ほぼ毎日(3) B:ときどき(2) C:使わない(0)
Q4:20歳と比べて10Kg以上太った?
A:太った(2) B:太ってない(0)
Q5:たんぱく質を多く含む食品を食べている?
A:ほとんど食べない(2) B:ときどき(1) C:ほぼ毎日(0)
Q6:平均の睡眠時間はどれくらい?
A:6時間未満(1) B:6時間以上(0)
Q7:多量の酒を飲む頻度はどれくらい?
A:ほぼ毎日(8) B:週3程度(3) C:週1回(2)D:多量は飲まない(0)
<結果>
5点以下…リスク低
6~7点…リスク中
8点以上…リスク高
サイトで答えるだけの簡単チェック法はこちらでご紹介しています。
脂肪肝に効く身近な食材&飲み物
大豆のたんぱく質
大豆に含まれるたんぱく質に脂肪肝を軽減する効果があることが近年のマウスによる研究で判明しました。
目安とされる摂取量は1日に70gです。
豆腐なら1丁、納豆なら3パック程度となります。
コーヒーのカフェイン
コーヒーに含まれる豊富なカフェインが肝臓にたまった脂肪を分解したり、肝臓が固くなる繊維化を予防してくれるのだそうです。
日本茶にもカフェインが含まれていますが、やはり含有量が多いコーヒーの方が効果的とのこと。
さらにコーヒーには他にもクロロゲン酸も含まれており、この成分も脂肪肝に良い効果をもたらしてくれるそうです。
10分でできる簡単運動
10分程度の簡単な運動を日常的に行うだけで、脂肪肝には効果があると言います。
大切なのは、ウォーキングなどの有酸素運動と筋トレなどの筋力トレーニングです。
そしてその順番も重要。
効果的なのはスクワットを10回行ってから、ウォーキングを10~15分行います。
先に筋肉トレーニングを行うことで刺激となり、筋肉からホルモンが放出されます。これにより体が燃えやすい状態になり、そのまま有酸素運動をすることが最も効果的なんだそうです。
実際に番組で検証したところ、これらを1か月行っただけで大幅に数値が改善されるという結果になりました!
家の中で出来る体操
梅雨時などに役立つ、家の中でも出来る簡単運動を4つご紹介します。
1、スクワット×10回。
太ももとお腹でピンポン玉を潰すようなイメージで。
2、腕を組んでおじぎ×10回。
足を肩幅に開いて、目線はまっすぐ前に、しっかり胸を張って行いましょう。
3、片を使ってタオルを上げ下げ×10回。
両手でタオルを持って頭の上に上げ、頭の後ろを通して肩まで下げます。
4、つま先立ち×10回。
両手を腰にあて、思いきりつま先立ちをします。不安定な方はテーブルなどに両手を置いてつかまって行いましょう
これらを全て合わせても5~10分程度でできますよ☆
コメント