1月29日放送の「林修の今でしょ!講座」では、いちごの健康効果について特集しています。
いちごの冬バテ予防、健康効果や甘いいちごの選び方、保存方法についてお伝えします。
いちごの健康効果
いちごで冬バテを予防
冬になると寒さが原因で免疫力が低下したり、血管の働きが弱くなってしまいます。
このような症状を冬バテと言い、夏バテと比べて、心臓病や心筋梗塞などの深刻な病に繋がりやすいので、注意する必要があります。
いちごには冬バテを予防するパワーがあるそうです。
いちごには一般的な果物の中でも多くのビタミンCが含まれています。
冬バテはビタミン欠乏症とも言われ、寒さを感じた体が温めようとアドレナリンを出し、その際にビタミンB1やビタミンCを使い、それによりビタミン不足を引き起こすことが冬バテに繋がるのです。
ビタミンCは私たちの体の中で作りだすことは出来ず、食物から摂取するしか方法がありません。いちごはそんな不足しがちなビタミンを効率的に補給することが出来るのです。
いちごで心臓病のリスク軽減
いちごにはアントシアニンという栄養成分が含まれています。
このアントシアニンを含む食材を食べると、心臓病になるリスクが32%も軽減したという検証結果があるそうです。
体内の活性酸素はウイルスなどの細菌から体を守る働きがありますが、冬は体内に沢山のウイルスが侵入しやすく、活性酸素が増えすぎてしまうことがあります。
活性酸素は血管などを傷つけるリスクがあり、心臓病などを引き起こしてしまうのです。
傷ついた血管は血の塊ができやすく、心臓トラブルに繋がりやすくなりますが、アントシアニンは血の塊が出来るのを予防する効果があります。
さらに練乳などの脂質と一緒に摂ることで、アントシアニンの吸収率がアップするのでお勧めとのこと。
甘いいちごの選び方
・いちごはサイズが大きいもの
いちごは茎を通して栄養や糖分が運ばれます。根元に近いほど枝が太く、より多くの栄養が行き渡るので、大きいものほど甘いのです。
・いちごの粒々まで真っ赤なもの
実はこの粒々が果実なんです。いちごの可食部は果実を守るために発達した花の芯(花托)であり、本当に完熟したものは粒々まで赤くなるのだそうです。
・いちごのヘタはピンと反り返ったものがより新鮮
ビタミンCが豊富なのは?
いちごは熟すにつれて糖度が高くなりますが、同時にビタミンCの量も増えていきます。
つまり、熟した甘いいちごの方が沢山のビタミンを摂ることが出来ます。
いちごの洗い方
いちごはヘタの周りによりビタミンCが豊富に含まれています。
ヘタを包丁で切り落としてから水洗いしてしまうと、水溶性であるビタミンCが流れ出てしまいます。
正しい洗い方はヘタをつけたまま水洗いし、キッチンペーパーで拭きとってからヘタを手で取り除くようにしましょう。
スムージーにする場合は、ヘタごとミキサーにかけるのがお勧めです。
いちごは食べ過ぎても大丈夫?
いちごを毎食のデザートとして2~3粒食べるだけで、ビタミン不足を補うことが出来ます。
甘いのでカロリーを気にする方もいると思いますが、中粒のもので6Kcal程度しかなく、1パック10粒入りのものを食べても60Kcalとヘルシーです。
またビタミンCは取り過ぎても水溶性なため、排出されてしまうので気にすることはありません。
いちごの正しい保存法
いちごは鮮度が落ちるのが早いので、上手に保存することが大切です。
・タッパーにキッチンペーパーを敷く
・先端を上向き、ヘタを下にして置く
・いちご同士がぶつからないようにする
こうすることで実を傷つけずに保管でき、1週間ほど冷蔵庫で鮮度を保つことができます。
お勧めのいちごレシピ
いちご×バルサミコ酢
バルサミコ酢は強力な抗酸化力で冬に傷みやすい血管を守ってくれます。同じ抗酸化力があるいちごと一緒に食べると、Wパワーが期待できます。
バルサミコ酢を小鍋に入れて、砂糖を加えてトロっとするまで煮詰めます。これをいちごにかけていただきます。
バルサミコソースを作り置きしておくといいですね。
また、ポリフェノールが豊富なチョコレートもいちごとの相性抜群です。
いちごジャム
ヘタを取ったいちごにグラニュー糖をかけて一晩寝かせ、強火で20分に詰めれば完成です。
水溶性のビタミンも流れ出た分まで効率よく摂ることができます。
免疫力アップの効果が期待できるヨーグルトにかけると、より冬バテ対策が期待できます。
コメント